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長女は結局、何をしても学校には行けず、
2年生の3学期ころかな、
まだ進級できるかもしれないと、
自分でもなんとかしたいと、
少しだけ、テスト数教科だけ、とか、
もうぎりぎり精神力振り絞って、
学校に少しだけ行ったりしたんだけど、
結局はもう、
出席日数が足りな過ぎて、
みんなと3年生になることはできない、と
宣告されてしまいました。
先生としては、やはり、高校を卒業したほうが、
今後の人生にはよいのではないか、と
休学してでも、
留年してでも、
卒業を目指すことを勧められました。
でも、
長女の場合、
頑なに卒業したかったのは、
進級したかったのは、同じ学年の子たちと一緒に、
ということで、
留年するくらいなら、もう、
やめたい、という気持ちでした。
わたしも、
そんなに毎日苦しみながら、
この生活を続ける意味がもうないと思っていたので
いつやめてもいいと思っていました。
でも、長女が卒業をあきらめきれない間は、
やめろとも言えず、
できることをとにかくしてあげなくては、と思っていました。
しかし、
とうとうみんなと進級できないと、
はっきりわかったことで、
長女自ら、退学したい、と言ってきました。
もう、卒業しなくてもいい、と。
ままちゃん、中卒だとなんか困る?
と聞かれたので、
ままちゃんは、中卒の人がだめだとは思わないし、
長女が中卒でも、なにも困らない。
ただ、世の中にはいろんな人がいるから、
中卒だって言うことで、ばかにされたり、
例えば、結婚したい人の親に反対されたり、
そういうことはあるかもしれないけど、
生きていくのには、なんの問題もないと思う。
と、答えました。
長女は、じゃあ、いいかな、と、
退学を決めました。