笑顔でいられたらそれだけでいいの

いろんなことがあった40数年。少しずつ整理していきます。

長女が学校に行けなくなった理由は、

今でもはっきりこれとは言えないけど、

 

とにかく行きたくない、

教室にいられない、と言い出してから、

担任の先生と、学年主任の先生と、何度も面談しました。

 

お2人とも、男性で

とてもやさしく、長女になんで来れないのか、

聞いてくれたけど、

そこで理由がはっきりするくらいなら、

長女は自分で解決して、なんとかできるんじゃないかな、と

わたしは思っていました。

 

わたしも聞かれました、

お母さんは、長女さんにどうしてほしいですか?

と。

わたしは、

ただただ、笑ってほしいです、と答えました。

成績とか、授業とかそんなことよりも、

笑っていてほしい、と伝えました。

 

 

それでも、長女がなにかしら理由をひねり出すと、

先生たちは、それを解決するから、

こうするからおいで、と

誘ってくれました。

 

もちろん、それで行けるようになるわけでもなく・・・。

最初はわたしも、

もしかしたら、それで行けるようになるかも、と

少し期待していました。

 

先生たちはほんとうに、

長女が行かない理由をひとつひとつ解決してくれていました。

わたしなら行くよね、と思うくらいに。 

 

普通なら行く。

普通ってなんでしょうね。

 

わたしも夫も、

普通、に学校も行ったし、

普通、に働いて、

普通、に結婚して、

普通、に子育てして。

 

でも今回、長女が学校に行けなくなったことで、

普通、とは?

普通ってなんだ?

 

当たり前ってなに?

 

そこらへんがわからなくなりました。

 

世間的に普通じゃない長女は、

授業中何もしなくてもいいと言われても、

行けなくて、

じゃあ相談室登校でもいいと言われても、

行けなくて、

毎日わたしが送り迎えしても、

行けなくて、

 

それでも、

みんなと3年生になりたい、

一緒に卒業したい、と

望んでいました。

 

だから、わたしもあきらめられず、

どうしたら行けるのか、

そのうち、

どうしたら、極力いかなくても、単位がもえらるか、

考えるようになりました。

 

そんなことできないのに。