笑顔でいられたらそれだけでいいの

いろんなことがあった40数年。少しずつ整理していきます。

過保護の長女を家から出しました。

超過保護に仕上げた長女。

不登校になり、心も弱り、

何一つ、一人ではできなかった。

 

病院も、わたしの付き添いがないと行かない。

学校にも自分では電話できない。

バイト先にも休み連絡すら、

自分でできない。

 

この先どうなるんだろう、と

不安はありました。

 

ただ、

わたしがいるせいで、

この子はなにもできないのでは、とも

思いました。

 

手を離したほうがいいのかも、

考えるようになりました。

 

そして、

休学、中退を決めて、

専門学校に行く、という決断をしたとき、

思い切って、

県外へ行ってみたら?

と提案しました。

 

もちろん、わたしから離す目的もありましたが、

進学校に進んだ長女が、

地元の専門学校へ進めるだろうか、と思ったんです。

 

学力の高い低いとか、

差別する気はありませんが、

中学校までは成績トップグループにいた長女、

高校に行けなくなってからも、

変なプライドがまだ残っていました。

だから、

地元の専門学校へ行ったら、

自分がばかにしてきた高校から来た子たちと、

うまくやれるだろうか、と

余計な心配をしたわけです。

 

県外に出てしまえば、

いろんなところから来た子たちと、

高校のレベルとか、関係なく、付き合えるんじゃないかな、と。

 

結論としては、

家から出してよかったと思います。

 

何一つ、自分ではしなかった長女だけど、

ひとり暮らしを始めたら、

驚くほどになんでもやる。

まあ、自分でやるしかないから

やるんだろうけど、

家にいた時のメンタル考えたら、

できない!って投げ出すんじゃないかってことも、

こなせるようになりました。

 

わたしは今、

夫と次女に過保護にされているので、

長女よりできない大人かも。

 

心療内科に通っている子を、

ひとり暮らしさせるのは、

正直賭けみたいなとこもありました。

今でも、心配です。

 

お金が足りないーと言ってきたり、

食事のこととか心配です。

栄養が足りないと、

メンタルも弱ります。

 

ただ、

家から出して、わたしから離れたことで、

間違いなく、よくなっていると思います。

変なこだわりも減って、

少し生き方が楽になったように見えます。

 

ほんとは心配で、

ずっとそばにいたかったけど、

思い切って出してよかったと、

思っています。

 

ただ、

コロナでなかなか行き来できないので、

こういう時は、心細いなと思います。

 

冗談交じりで、

長女には、

面倒見るのは18歳までだからね、

そっからは自分でなんでもやってね、

と言っていたのが、

まさかの現実になりました。

 

そう言っていたのは、

わたしが高校出てから、

大学生時代、4年間ひとり暮らしをしてみて、

これはやっといたほうがいいなと、

思ったからです。

 

ひとりでなにもかもしなくてはいけない、

親のありがたさとか、

家族といられないさみしさとか、

その経験は必要だなーと。

 

長女はメンタル健康な時から、

自分は県外にはいかない、

ずっとここにいる、と宣言していたんだけど、

意外とそういう子ほどあっさり出ていくもんです。

 

次女は、

長女へのあこがれか、

早くひとり暮らしがしたいーと言っていますが、

まずは、テスト勉強してください・・・。