笑顔でいられたらそれだけでいいの

いろんなことがあった40数年。少しずつ整理していきます。

過保護のままちゃん

家族に対しての、荒ぶる態度は収まった長女。

 

これで一件落着かと思いきや、

もちろん、そんなわけもなく、

中学生女子ならではのいらいら不機嫌になります。

学校から帰宅した瞬間から、

とにかく怒っている。

いらいらして、

あれこれ学校に、部活に、先生に、同級生に、

文句を言いまくり、

荒れ放題。

 

最初は

おなかがすいているんだと思い、

帰宅後すぐにおやつを与えてみました。

それで、少しは落ち着くものの、

荷物が重いとか、家が遠いとか、

一緒に帰ってくる人がいないとか、

不満はなくならない。

 

どんどん、笑顔がなくなって行きました。

 

そこで、ままちゃんは考えた。

どうしたら、長女は怒らなくて済むのか、

そのスイッチがわかれば、

ままちゃんが先回りして、

回避してあげればいいんじゃないか、と。

 

間違っている、かな。

 

でも、その時のわたしには、

長女の笑顔を守り、

次女の生活を穏やかにするには、

それしかないと思ったんです。

 

ひたすら、迎えに行く毎日。

すぐに甘いものを食べさせて、

父親が厳しいことを言いかけたら、

なんとか話をそらせて、

長女を怒らせないように。

 

長女がお風呂は一番に入りたいと言えば、

長女が入るまでは誰も入らない。

長女が部屋に入ってほしくないと言えば、

絶対に入らない。

 

長男長女が家族の中で王様になるって、

よくあることかもしれないけど、

我が家も長女が絶対権力を持っていました。

わたしがそうしてしまった。

 

でも、ご機嫌を取っていたわけじゃなくて、

あくまでも、怒らないようにする。

怒ったら本人も疲れるし、やるべきこともできなくなるし、

周りも疲れる。

長女の平和が、

我が家の平和。

 

そう信じて。